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「ほとんどの汚れは水で落ちる」と、「入浴時の洗浄剤は必要最低限にすべき」というスキンケアの指導法が2007年ごろから広がり始めているという。

また身体を洗う際にも、合成界面活性剤を用いたボディソープではなく、殺菌成分や香料が含まれていない本来の石鹸(弱アルカリ性で洗浄力を発揮する高級脂肪酸の塩)がお勧めだそうだ。


「お湯だけの洗浄は有効なスキンケアの方法だ」と話す大嶋皮膚科医院の西谷茂樹氏

ヒトの皮膚は通常、皮膚常在菌により皮脂が「パルミチン酸」や「ステアリン酸」に分解されて弱酸性に保たれている。このため、食中毒や皮膚感染症の原因となる黄色ブドウ球菌や化膿レンサ球菌は、そもそも増殖しにくい環境となっている。また、健常な皮膚は、アレルギーを誘発する大きな分子量の物質は透過させない構造となっている。これら皮膚の防御機構を最大限に発揮するには、皮膚常在菌を維持するとともに、皮膚を傷つけないようにする必要がある。

 だが、界面活性剤を用いて過剰に皮膚を洗ってしまうと、保湿に必要な皮脂や皮膚常在菌までもが落ちてしまう。さらには「肌が傷つき、アレルギーの誘発や細菌感染の原因となる可能性がある」と、大嶋皮膚科医院(兵庫県赤穂市)院長の西谷茂樹氏は説明する。

米国皮膚科学会(AAD)でも、アトピー性皮膚炎の患者に対するスキンケアの方法を「洗浄剤は必要なときのみ使用する」としている。岡田氏はこれらのことから、「来院した患児や保護者に、入浴時は頭部からつま先まで全身をサッとお湯でくぐらすように指導している」と話す。

 入浴後は、保湿を目的に、皮膚症状がなくても白色ワセリンを塗布。湿疹やかゆみなど、皮膚トラブルがある患者には、必要に応じて外用ステロイドなどを塗布するよう指導している。


全文は日経新聞 医師の間で広まる「洗いすぎない」スキンケア術




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